超音波(エコー)検査とは?
超音波を皮膚の表面にあて、体内の臓器や腫瘍などに当たって戻ってきた反射波を表在でとらえ、画像化したものが超音波検査です。超音波検査では、体内の様子をリアルタイムに観察することができます。
被曝もなく痛みもないため、妊娠中の胎児の診断にもよく使われるなど身体にやさしい検査ですので、日常の画像検査においては頻繁に行っています。
ざいつ循環器・内科では、”アロカ社製の「ProSound α7」”を導入しています。
検査部位について
心臓、腹部の臓器(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・大血管、消化管等)、乳腺、頚部(甲状腺、動脈硬化をみるための頚動脈等)、膀胱、前立腺等の泌尿器領域、子宮、卵巣などの婦人科領域、その他表在リンパ節、筋肉や皮下の軟部組織など。
当院では、循環器専門医である院長が心臓を、心臓以外の領域は放射線科専門医(副院長)が検査を行っております。検査にかかる時間は、部位にもよりますが15~20分程度です。
自動血球測定装置
自動血球計測定装置により、白血球数・赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値・平均赤血球容積・平均赤血球血色素量・平均赤血球血色素濃度・血液像(白血球分類・白血球分画)などの検査が可能です。
抗生物質を使用するか判断が難しいとき、重症感染症、腹膜炎や虫垂炎、高度の貧血など、迅速に対応する必要がある時に役に立ちます。検査後5分程で結果が出ます。
ホルター心電図
動悸や息切れ、胸痛発作はその原因を特定するために、症状が起こった時の心電図を確認することが大切です。そのような方のためにホルター心電図(24時間心電図)検査をお奨めしています。
ホルター心電図は、小型軽量の装置を身につけて日常生活を過ごして頂き、生活中の長時間の心電図を記録、解析して観察する検査です。
デジタルX線画像診断システム
当院ではX線写真のデジタル画像システムを導入しています。従来の方法より低被曝で患者様の体にもやさしく、診断能を高める高画質な撮影が可能です。
また、院内のIT環境を整えることにより、診察室にてリアルタイムに結果を確認することができます。
血圧脈波検査
動脈硬化は加齢に伴い誰にでも起こりうるものですが、その進展には個人差が大きく、食生活や運動不足、ストレスなどが影響します。
血管年齢が高い程、動脈硬化が進行しています。この検査で、動脈の硬さ(あなたの血管の硬さが何歳相当であるか、血管年齢等)と動脈の詰まりの程度が分かります。
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呼気一酸化炭素測定器
禁煙外来にて使用します。呼気中の一酸化炭素の濃度は1日に吸うタバコの本数に比例すると言われています。
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コアグチェック
人工心臓弁や心房細動といった血栓症のリスクがあるため、「ワーファリン」という抗凝固剤を内服されている方の抗凝固療法を行っていく際に使用します。
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肺機能検査
空気を出し入れする換気機能のレベルや、肺の容積などを調べます。肺機能障害や、障害の進行性、手術に耐えることが出来る状態かなどを判定します。
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糖尿病HbA1c測定機器
糖尿病HbA1c測定機器は、採血時から、過去約1~2ヶ月間の平均的な血糖値を反映する検査値で、糖尿病診断、健診、疫学調査など、広く使われています。